3歳の子供も絵本やおもちゃの断捨離。親が勝手に捨てることについて

3歳になれば自我も目覚め、意思表示もできます。だからこそ一層、子供の思いを尊重したいと思っています。

絵本やおもちゃの断捨離

 

どんどんどんどん増え続ける、絵本やおもちゃ。
やっぱり増えたら、手放す。適正量に合わせる。これが一番いいと思っています。

3歳の娘は、1冊絵本を買ったら、1冊手放すことができます。
モノを大事にしないわけではありません。

手放す(あげる)と、なにやら誰かが喜んでくれているらしい。
それを聞いた娘も、なんだか嬉しい。

ということを、3歳でももう、知っているからです。

 

親から見ればガラクタ、子供から見れば宝物

 

誰から見ても、ゴミ同然の紙屑であっても、子供からしたらかけがえのないものかもしれません。

子供なりに価値観があります。親の感覚で判断し、勝手に捨ててしまうと、子供を傷つけてしまう可能性も。

だからこそ、選ばせることが大切になってきます。

 

声掛けの方法

 

不要なものを出してもらうに当たって、いくつか声掛けをしています。

「もう遊ばないおもちゃがあったら、ママにちょうだい。」
「遊んでくれるお友達にあげようね。」
「この赤ちゃんのおもちゃ、最近遊んでないね。◯◯(友達)は赤ちゃんだから、◯◯あげようか?」
「また誰かに大事にしてもらおうよ。」

家にあるおもちゃを全部出して、「これは遊ぶ?遊ばない?いる?いらない?」をひとつひとつ確認することも。

いらないから捨てるではなく、自分が大切にしてきたモノを、誰かに受け継いでもらうという考えを学んで欲しいと思っています。

 

親が躊躇してしまうほどに

 

「これお友達にあげる」と絵本を一冊、私のところへ持ってきました。
これ好きだったよな〜、本当にいいのかなと、しばらくは娘の目につくけれど、ちょっとおもちゃや絵本コーナーとは離れたところに置いておいたのです。

読む様子も、気になる様子もないので、フリマアプリに売りに出すことに。

 

いざ発送の準備を!と、一応娘の目につかないように梱包をしたかったのですが、叶わず。結局目の前で梱包をしていると、「お友達にあげる?誰にあげるの?」と。

小さいながらも、いろんなことを考え、しかもそれを当たり前のように覚えています。

 

「◯◯(娘)のおかげで、お友達喜ぶね^^」というと、なんとも嬉しそうな顔をします。

その日の夜。
「これお友達にあげる。」と、自らきたではありませんか。買ったばかりの絵本を持って(笑)

 

勝手に捨てるということ

 

わたしも考えたことがありました。

この狭い部屋。どれだけおもちゃで埋め尽くされるのだろうか。これから先もどんどん増えるであろう、おもちゃや絵本。このままでいいの?聞いてもどうせ「ダメ、遊ぶ!」って言われるし。遊んでないおもちゃなら隠しておこう。それで時期をみて、こっそり勝手に捨ててしまおう。

何度も何度も思いました。
そしてやめました。

思うんです。

子供といえど、一人の人間。私の所有物ではない、他人。

自分ならって考えた時に、勝手に捨てられたら怒るし、何より悲しい。
ばれなきゃいいって、そういうことではないんです。

「ばれなきゃいい」って子育てをしたくないし、子供にもそう育って欲しくない。
大切なものであればあるほど、記憶にも残りやすく、人間不信になってきてしまいます。
親が子供のものを勝手に捨てる時、ただモノを捨てるだけではありません。
子供にとっては自分を無視された=自己肯定感の低下を意味してきます。

 

自己肯定感の高い人

 

出来れば娘には、自己肯定感の高い人になってほしいと思っています。

日本に生まれているという時点で、他国からみれば自己肯定感が低いのに、さらに低くなってしまうと、なんでも悲観的に物事を考え、自分は愛されていないと感じてしまう。

自分に自信がなく、自分が嫌い。そんなのって、絶対に悲しい。

 

自己肯定感が高いと、自分の価値を知り、そのままの自分でいい。自分は愛されてる、大切にされてると感じる。そうなれば表情も優しく穏やかになり、お友達にも優しくできる思いやりのある子になる。

 

子供も大人も、迷いながら成長していく

 

確かにいちいち子供に聞くのは、手間がかかります。出来れば全部自分で持っていたい、まだまだ遊びたい!と、選ぶのも時間がかかります。

上記に挙げた声掛け方法が、正しいかどうかはわかりません。
そもそも子育てに自信があるわけでもない。

これでいいのか、もっといい声掛けがあるんじゃないか、迷う部分も多いです。
でもそうやって探りながら、迷いながら一緒に成長していくんじゃないかなと思います。

今出来なくたっていい、だってちゃんと教え続ければ、大人になったら絶対にできるはずだから。
そうやって、心に余裕を持ちながら、一緒に続けていければいいと思います。

 

「ありがとう」の気持ちを忘れず

 

断捨離したものを、娘が自分でゴミ箱に入れることもありますが、私が捨てるとき。
おもちゃや絵本、ゴミ同然のものも、娘の前で捨てたりはしません。

娘が寝たとき、いないときに、こっそり見えないように捨てます。自分が大切にしてきたものを、誰かの手でゴミにされるのは悲しいことかなと思うから。

手放したときに、「ありがとう」とギュッしたり、チュッしたりしています(笑)おもちゃや絵本に(笑)はたから見れば怪しいですが、その気持ちはずっと大切にしていきたいなと思います^^



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です