新築建売を購入したのに住めなくなった話【化学物質過敏症】

新築建売を購入したのに住めなくなった話、化学物質過敏症について

2020年に新築建売を購入し、子どもたちと快適に過ごしていましたが

  • 化学物質過敏症(軽度)
  • 香料アレルギー

これらを発症してしまったため、住み続けることができなくなりました。発症原因は化学物質の蓄積はもちろんですが、シックハウスなど家そのものというより、近隣住人による香害です。

化学物質過敏症(CS)とは?

化学物質過敏症は、何かの化学物質に大量に曝露されたり、または、微量だけれども繰り返し曝露された後に、発症するとされています。化学物質への感受性は個人差が大きいため、同じ環境にいても発症する人としない人がいます。

引用:化学物質過敏症支援センター

さまざまな種類の微量化学物質に反応して苦しむ、化学物質過敏症。日本ではChemical Sensitivity=化学物質過敏症の略称で『CS』と呼ばれますが、欧米ではMultiple Chemical Sensitivity=多種類化学物質過敏症で『MCS』が主流です。

重症化すると、仕事や家事が出来ない、学校へ行けない…など、日常生活さえ満足に営めなくなる、極めて深刻な「環境病」。2009年10月に厚生労働省が化学物質過敏症を認め、病名は中毒の項に分類され登録された『難病』です。

日本ではまだ調査例が少ないのですが、2023年現在で約1000万人にのぼると言われています。

化学物質過敏症(CS)の発症原因と症状

化学物質過敏症は蓄積型で、低濃度の化学物質に繰り返し暴露されることで、体内に蓄積し慢性的な症状をきたす『中毒性疾患』と言われ、原因を特定することが難しいものです。

ただ、わたしには発症するきっかけとなったわかりやすい原因がありました。

引越ししなければならない状況に陥る約3ヶ月前、それまで別の方が住んでいましたが、その方が引っ越してしまい新しい隣人が引っ越してきました。引越し作業中、わたしは子どもたちと外遊びをしていました。今思えば、その段階から嫌な予感はしていました。

✔︎ トラックから香る強烈なにおい
✔︎ 荷物を運び出すたび、強くなる頭痛

すぐに自宅へ入りましたが、その日からわたしの体調不良は始まったのです。日に日に具合が悪くなり、日に日にダメなものが増えていく。

家の中にいれば安心、なんてことは全くありませんでした。換気口を通し、強烈なにおいが毎日2〜3回決まった時間に入ってくるのです。(その時間逃げるために記録を取りましたが、7時・10時・22時でとても全時間逃げられませんでした。だいたい2時間くらいでにおいが消えます。)

我が家はキッチン(リビング)・主寝室に隣接していたため、料理もままならず、口の中は常に柔軟剤の味、味覚も嗅覚もおかしくなり、頭痛も吐き気も常にあって涙は止まりません。他に呼吸困難、めまい、意識障害、喉の違和感や咳。主寝室が暴露されているので寝る部屋もありません。睡眠不足に食欲不振、どんどん痩せ、顔は土色。全く健康ではありませんでした。

それからというもの、

  • 柔軟剤や芳香剤、香水を日常使いする人とは会えなくなりました
  • ドラックストアや普通の美容室・歯医者にも室内遊び場も行けなくなりました
  • 田舎ですし、仕事で外に出ることもあるので車は必須ですが、少し乗るだけでも症状が出てしまう
  • どこへ行くにも帰宅後はすぐに洗濯&お風呂(移香がすごいのです)
  • 大好きなネイルもできなくなりました

化学物質過敏症(CS)になって一番辛いこと

元夫に相談するも、確かに臭いけど、気にしすぎだろう。と全く取り合ってくれません。逆にうるせぇなと言われる始末。笑

仕方なく自分で隣人に話に行くも、門前払い。そりゃそうですよね。出会って間もないたかが隣人に、気に入って使用している柔軟剤を変えてくださいなんて失礼なお願いをされたら、誰だって嫌だろうと思います。でもそうしないと、この地で、この家で生活ができなくなる。切羽詰まった状況だったのですが、何も伝わりませんでした。

何が辛いって、目に見えないものだから仕方のないことですが、化学物質や香料そのものよりも、人から理解も共感もされにくいことが、一番辛かったと思います。

化学物質過敏症(CS)の診断

親兄弟など身内から、気のせい・神経質・精神疾患じゃないのかなど、得体の知れない病の理解を得られないことが本当に苦しくて、普段病院には全く行かないわたしも流石に行き、確定診断を受けました。薬が処方されることがありますが、それで治るとは思っていないので断っています。薬は症状を緩和させるためで根本的解決には至りませんので、治療方法はありません。

化学物質過敏症の診断書を見せたことで、ようやく少しは理解する気持ちになったようです…

化学物質過敏症(CS)の引越し

持ち家(戸建て)で、賃貸ではない。一生香害を放ちながら、そこに住まわれるのかもしれない。隣人以外に誰にいうのか?誰か助けてくれるのだろうか…誰かがいたとして、その誰かが解決してくれるのか?隣人に柔軟剤使用をやめさせてくれるのか?使用している柔軟剤のメーカーは販売をやめてくれるのか?

消費者センターに声を上げたところで、香害メーカーに伝えたところで、誰も助けてはくれません。(誤解のないように申しておきますと、両者ともに事実のみ淡々と報告はしています。)

そう考えると、” 逃げる ” 選択肢しかありませんでした。

すぐに不動産へ連絡し、家探しが始まりました。子どもの学校があるので、学区内の賃貸はこの地に限られた数しかなく、見に行く手間が省ける〜♩なんて悠長なことを言っていたのも束の間。どの家もクッションフロアや壁紙の糊やワックスなど化学物質臭、近隣の香害がひどく、家を見て回るたび暴露していました。

最終的に学区内・オール電化以外という条件以外は投げ捨て、どこの家よりもマシ、というところを契約しました。入居前は友人に過敏症対応の清掃や換気を頼み、持ち家より数100、数1000倍マシな環境な中生活できています。

えむきち
ありがとうありがとう(´;ω;`)♡

化学物質過敏症(CS)の今後の生活

調べれば調べるほど、香害や化学物質から逃げ続ける暗い未来しか見えておらず、正直生きたここちがしませんでした。でも、知れたこと、化学物質過敏症となったわたしだから!まだ軽度だから!今だから!できることがあると思ったのです。

おかげさまで将来的にやりたいこと、目標も見つかりました。同じように悩む方の力になりたいと、強く思うようになりました。

日本には約1000万人もの化学物質過敏症の方々がいらっしゃいます。予備軍を含めると、もっとずっとたくさんいらしゃいます。これからますます増えるでしょう。辛い思いをする人を少しでも減らしたい。とてもとてもおこがましいですが、そんなことを思っています。

さいごに

Instagramには軽く載せていましたが、元々ここまで詳しく載せるつもりはなく、最後の最後まで悩みました。でも、わたしが発信せずに、誰がやるんだろうと…わたしの記録も兼ねて、掲載します。

人は知らないものには否定的になりがちなのは、重々に承知しております。理解してほしいなんて言いません。寄り添ってほしいなんて、贅沢も言いません。知ってくださるだけで、十分すぎるほどです。だからまずは知ってほしいです…そのにおいは誰のためですか?そのにおい(化学物質臭)は必要ですか?

今はもうすっかり元気になり、家の中で息ができる、眠れる、食事ができる。そんな当たり前のことが当たり前にできて、本当に幸せだなと感じています。

そんなわたしの日常をこれからも綴っていきますので、よろしくお願いいたしますm(_ _* )m♡

 



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