久しぶりに本を読みました。
会社勤めをするようになって、企画書を紙1〜2枚にまとめるように、と言われています。どう頑張っても3枚は超えてしまう・・・長ったらしい上に、わかりづらいのは自分でもわかっていました。
何か対策を〜〜と思っていたところ、この本に出会いました。
トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術
世界的にその名を知られる自動車企業・トヨタでは、社員が皆、当たり前のようにやっている「あること」があります。
それは、必要な情報をすべて「1枚の紙にまとめる」こと。
会議の議事録や出張報告書、企画の提案書、打合せの資料など、仕事のあらゆる場面において、A3あるいはA4サイズの書類を「1枚」用意した状態で臨むのです。
そうした習慣が可能にした、スムーズな情報伝達やコミュニケーション、問題解決などの取り組みがあるからこそ、社員数約7万人の巨大企業がナンバーワンの座に輝くことができたのだと著者は分析しています。
自身、携わった仕事が日本一の評価を得るなど、トヨタの環境の中で豊富な経験を積み、仕事力向上のために試行錯誤を重ね続けた著者が、自ら学んだ「紙1枚」にまとめる技術のエッセンスを抽出し、ほかのさまざまな場面でも目的に合わせて応用できる実践法として体系化しました。
「仕事が終わらない……」
「提案が通らない……」
「説明がうまく伝わらない……」そんな悩みを一挙に解決してしまう、とっておきの思考整理法を大公開!
ぜひ、あなたもその効果を実感してみてください。
まとめる技術なのに、まとまっていない不思議
濃い内容ではないので、1日あれば読み終わってしまいます。私自身読むスピードはそんなに早くありませんが、昼休みを使って3日で読み終えました。
タイトルを見てかなり期待していましたが・・・内容にまとまりがないというか、余計な部分が多いというか・・・回りくどい。大切だからこそ何度も伝えたいのでしょうけれど、重複しすぎかな。
210ページありますが、20ページあればまとめられそう。それじゃ本として成り立ちませんね(笑)
紙一枚にまとめる、資料を作るというよりは、思考の整理・アウトプットのヒントについて書かれていると言った方がいい気がします。
無印の4コマノートでエクセル1、ロジック3を活用
本書に出てくるエクセル1、ロジック3は似たようなことをもう取り入れていました。枠を作らなくても出来上がっている、無印の4コマノートを使って。
写真ではここにタイトルを入れていますが、普段はページを開いて、そのページの左上に日付とタイトルを入れています。
紙に書き出すと「わかる」「わからない」が見えてくる ( p.32- )
書き出すこと、それも手で書くことで頭の中が整理されることは、身をもって感じています。
実践してみたいこと
1. エクセル1の色分け ( p.93- )
今まで単色でつらつら書いていたので、色分けをすることでより分かりやすそう。
- 左上のフレーム(テーマ)・・・緑
- 答え(キーワード埋め)・・・・青
- 考えをまとめる・・・・・・・・赤
2. 目的を忘れない( p.108- )
「そもそも何のために、この『1枚』を作るのか?」
「誰に読んでもらう書類なのか?」
「その相手にどのような反応・行動をしてもらいたいか」
3. ロジック3 ( p.162- )
ロジック3も似たようなことはやっていましたが、本の通りにやってみたいと思える内容でした。ロジックツリーの簡易版でしょうか。これはロジックの基礎中の基礎をわかりやすく解説してくれています。
論理的に考えることが苦手ですが、これを攻略できれば、わかりやすく伝えられそうです。
4. 5回のWhy?よりも、5回のHow?で考える ( p.191- )
私が勤めている会社でも、なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?・・・上司は口を開けば、なぜ?ばかり。「知るか!!!」と思わず言ってしまいそうになりますが(笑)
もちろん何故かを考えるのは大切だけれど、それよりもどうするか?を考えるほうが問題解決の近道だと、私も感じます。
どうやって?で終わらせず、行動へ落とし込むこと。
まとめ
1枚の資料を作るには、「情報を整理する→考えをまとめる→相手に伝える」と、流れは至ってシンプル。すぐに実践できる内容がわかりやすく、綴られています。
冒頭で色々言いましたが(笑)参考になった箇所はたくさんあります。読んでよかった!
近々大きな、大切な会議があるので、これを使ってまとめてみます♪
コメントを残す